- 陶器と磁器の大きな違いは、その原料となる粘土の違いです。
陶器はカオリンを含まない粘土(土質)を低温で焼いて作られるのに対し、磁器は石質即ち長石が主成分を成している磁土を高温で焼き使うのが大きな特徴です。それぞれ”土もの””石もの”ともいいます。
土ものはあたたかい味わいやごつごつした表面の素朴の風合いが特徴で、石ものはひんやり感のある白くガラスのような滑らかさ硬質さが魅力です。どちらもそれぞれ違った魅力がありますが、教室では比較的扱いやすい陶土を使っています。
私の作品も陶器です。むかし「陶器の器で飲んだり食べたりすると「ほっ」とするのは、人が土や植物と共に生きてきた証だ。」といった方がいました。たしかに陶器の持つあたたかみは人を癒してくれる何かがあるように感じるのは私だけでしょうか…
磁器 九谷焼、有田焼など
陶器 信楽焼、益子焼、萩焼など
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