夏休みの陶芸教室にいらっしゃった方に、焼き物が仕上がるまでの工程を話していたところ、「2回も焼くんですか?」と驚かれました。たしかに、陶芸を始めて20数年…当たり前に思ってきたけれど、私も学生の頃にはこんな驚きから始まったような…^^
陶芸の工程はひじょうに多く、粘土から器に完成するまでに約1ヶ月ほどかかります。簡単に
粘土 → 成形 → 半乾燥 → 仕上げ → 完全乾燥 → 素焼き → 釉掛け → 本焼き → 完成
このような感じです。しかし、技法や絵付けなどいろいろな工程がこの間にあり、それにより窯に入る回数も増えたりします。
私の作品の多くも、本焼き後に絵付けを加え、最低3回は焼成して仕上がります。工程が多いのが大変!と思う方も多いと思いますが、いろいろ試行錯誤し変化してゆく作品を仕上がりまで待つのも焼き物の醍醐味のように思います。
手塩にかけても何パーセントかは窯任せ、あとは神に祈るのみ!ドキドキして窯をあけるのは初心のころと変わりませんね^^
コメント